Explorations and experiments in visual representations - multimodality, sensory ethnography, reflexivity, autoethnographic vignettes, ethnographic photography and ba...
Tuesday, January 12, 2016
写真展とビジュアル民族誌「立ち呑み屋: のれんの表裏には異なる意味があります」
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目的: この写真展は伝統的な日本の「立ち呑み屋」を網羅したビジュアル民族誌である。立ち呑み屋というものは日本に多数存在し、通常安価で、一人であるいは友人と気軽にお酒と軽食を楽しめる場所とみなされている。 立ち呑み屋 の魅力(特に大阪で)は、隣の見ず知らずの人と親交を結べることである。この写真展で紹介されている 立ち呑み屋 「天文」は、大阪と京都の境 にある鉄道の駅の近くで37年以上営業を続けている人気店である。「天文」は多様な食事と飲み物が人気で、店の経営者、従業員、常連客などユニークな人々が集まることが大きな特徴となっている。また「 立ち呑み屋 」の特徴の一つに「のれん」というものがある。のれんというのは、布製のカーテンであり、それが使用されていることで店が営業中である合図となり、又、カーテンの中にいることで外から隔離されるようになる。のれんは「揺れる壁」として見られることもある。無風の時は外からの目を遮り、風で店の中の仕切りとなるのれんが揺れる時は、店の中の様子を覗くことができる。のれんの開き具合によって中が僅かに見える時もあれば、全体がはっきり見えることもある。誰も風をコントロールをすることはできない。この動く壁は日本の公共の場における個人のプライバシーの複雑さを示している。特に公共の場で写真を撮ることにおいて 顕著である。
キーワード: 写真展、ビジュアル民族誌、立ち呑み屋、のれん、個人のプライバシー
2016年2月3日 (水) 〜2月14日 (日)
12時〜18時 (月火休み 展示最終日は17時まで)
ソーイングギャラリー
〒573-0013 大阪府枚方市星丘2-11-18 星ヶ丘学園内
Tel: 072-840-2476 Fax: 072-840-2492
E-Mail: info@sewing-g.com
URL: http://sewing-g.com/sg/2016/01/post-288.html
京阪電車枚方市駅で京阪交野線に乗換「星ヶ丘駅」下車駅前の坂を上がり、上がりきる手前の道を左へ。駅から徒歩3分。
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